更年期障害
卵巣機能低下とともに
エストロゲンが減少することによって
現れる様々な症候群です。
病気ではなく、生理的な変化ではありますが、
つらい症状に悩まされている方は
多くいらっしゃいます。
多く挙げられる症状として、
のぼせ感、発汗、動悸、めまい、
耳鳴り、頭痛、いらいら感などがあります。
他にも易疲労感や不眠、抑うつ傾向であることを
訴える方もいらっしゃいます。
また、自覚症状ありませんが、
エストロゲンが低下すると
骨粗しょう症や高コレステロール血症になりやすい
というデータがあります。
多くは経過観察の対象ですが、
場合によっては治療が必要となることもあります。
これらの症状は時間の経過によって
軽快していく傾向にあります。
更年期障害にような症状がある場合、
それだけで更年期障害と断定することはなく、
まずは他の疾患がないかを調べる必要があります。
血圧測定や血液検査、経腟超音波検査等を行います。
治療としては
ホルモン補充療法や漢方療法があります。
既往歴や症状によって使用するお薬が異なるので、
医師と相談の上治療を始めましょう。