性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによる感染症です。
感染から3~7日の潜伏期間を経て発症します。
男女ともに20~40歳代に多い傾向にあります。
感染後も無症状であることもありますが、
無症状であっても相手を感染させてしまいます。
特徴的な症状は外陰部に水疱ができ、強い痛みがあり、
水疱が破れると潰瘍ができます。
発熱する場合もあります。
その他にもこれらの病変が膀胱や子宮頸部に及ぶと、
排尿時痛やおりものの増加、
リンパ節に及んでリンパ節が腫れることもあります。
また、一度感染すると再発を繰り返すことがあります。
再発のきっかけとしては月経や疲労、
ステロイドの内服や性交渉が挙げられます。
また感染している女性が出産をする際、
赤ちゃんにも感染してしまい、
新生児ヘルペスを引き起こします。
水疱などの皮膚の病変だけでなく、
目や口の粘膜の炎症、脳炎など
重篤な症状へとつながる危険性があります。
検査は感染から24時間以上経過後に可能です。
治療は抗ウイルス薬を使用します。
パートナーと共に治療を行うことが重要です。