頻尿
明確な原因がないのに普段よりトイレの回数が多い、朝起きてから就寝まで8回以上トイレに行く、など
「トイレが近い」状態を指します。
原因はさまざまあります。
・過活動膀胱
膀胱内に十分な尿が溜まっていないのに、膀胱が勝手に収縮してしまうために
「今すぐトイレに行きたい」という強い尿意を感じます。
原因は加齢であったり、前立腺肥大による排尿障害、パーキンソン病などが挙げられますが、
原因がはっきりとはわからない場合もあります。
過活動膀胱の症状を抑える薬を内服し、コントロールを図ります。
・尿路感染
膀胱や前立腺に感染・炎症が起きると、粘膜が刺激され「トイレに行きたい」と感じることが原因で起きます。
実際にはトイレに行っても尿は出ない、もしくは少量のみであり、その後またすぐに尿意を感じることを繰り返します。
抗菌薬を内服し、原因となっている感染を抑えます。
・多尿
膀胱に異常はなく、水分過多や糖尿病、内分泌疾患によって尿が多く作られるために頻尿になります。
利尿剤の使用によっても起こります。
その他骨盤内に腫瘍がある場合にも、膀胱が圧迫され十分に尿を貯められなくなるため、頻尿がみられることもあります。
場合によっては超音波検査を行い、それぞれの原因に応じて治療を行います。