脂質異常症
血液中に含まれる脂質には種類があり、
LDL(悪玉)コレステロール
HDL(善玉)コレステロール
中性脂肪
に分けられます。
脂質代謝異常の診断基準は以下の通りです。

LDLコレステロール
LDLコレステロールの値が上昇する多くは脂質の多い食生活や運動不足が原因です。
女性では閉経後にエストロゲンが低下することで、LDLコレステロール値が上昇しやすいことがわかっています。
LDLコレステロールが血液中に多くあると、血管壁にLDLコレステロールが溜まり、炎症を引き起こします。
炎症が持続することで血管は狭く、硬くなり「動脈硬化」と呼ばれる状態になります。
脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など命に係わる重篤な疾患につながるため注意が必要です。
HDLコレステロール
HDLコレステロールは血液中の過剰な脂質を排除する働きをします。
HDLは喫煙や運動不足、偏った食生活で低下します。
生活習慣を見直し、HDLコレステロールを高く保つように心がけましょう。
中性脂肪
甘いものや脂っこいもの、アルコールなどの食生活が原因で上昇します。
中性脂肪は血管の疾患だけでなく、膵炎などを引き起こすこともあります。

脂質異常症は自覚症状がないため、健康診断で初めて気が付く方がほとんどです。
血液検査の結果脂質異常症がみられる場合には、まずは食事療法・運動療法など、生活習慣を改善することから始めましょう。
一般的に適切な摂取カロリーは以下のように計算されます。
標準体重×25~30kcal/日
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
また1日30分程度のウォーキングなど、有酸素運動も併せて行うのが効果的です。
ただし、他疾患がある場合には運動を推奨できない場合もあるので、医師と相談するようにしましょう。
コレステロール値によっては、血液中のコレステロールを低下させる内服薬を使用しながら、コントロールを図っていきます。
定期的に血液検査を行いながら、ベストな状態を維持できるようにコントロールしていきましょう。